小人閑居 -3ページ目

わがままでしょうか?

こうして、だれでもアクセスできるところで、文章や写真やイラストなどを公開しているということは、それに対して批判を受けたりすることも覚悟をしているということだと思う。それはちょっと、というのなら、パスワードをつけて知り合いだけに公開するということもできる。


どちらにするかはその人の選択だと思う。


とりあえず、わたしは公開をするほうを選んだ。その際に、嫌われることもあるだろうし、痛いことをいわれることもあるだろうし、間違いを指摘されて赤面することもあるだろうし、批判もされるだろう、と覚悟はした。


そして、わたしがこういう場所でいろんなことを書いたり表現したりすることで、不愉快な思いをする人もいるだろうと思う。何気ない一言や表現が、誰かにとって非常に不愉快だったり、トラウマをまともについたりすることもあるだろう。


それに関しては、そういう意図ではなかったのに、そういうことになってしまって本当に申し訳ないと思う。思うだけで何もできないけれど。そういう可能性があることを知っているので、なるべくそうならないように気をつけ続けることしかできない。


また、そういう可能性があったとしても、やはり、自分の意見を明確に言いたいこともある。自分のしたことを書きたいこともある。その場合は、批判を受けたりお叱りを受けたら、きちんとそれに答えるだけの覚悟をしておきたい。


特定の社会的に大きな影響力を持つ誰かを手厳しく批判することはあっても、ある個人を一方的に傷つけることや痛めつけるこを目的とした文章は書かない、と自分で自分を戒めていたい。


同じような気遣いをコメントを下さる方に要求するのは筋違いだろうか。



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最近ね、ちょっと考えてて。いろんなことを見てしまったので。


それでね、読むのも自由だけど、読まないのも自由よね。自分にとって不愉快だから消えてなくなれ、発言するなっていうことは誰にもできないと思うんだよね。


それで、バナーを作ってみました(こちら )。

                     ↑リンク間違ってました。

                      修正しました。 

Walking on・・・

最近、とても悲しいことがあった。


それが起きている最中は、怒りのあまり何を口走るか自分でもわからなかったので発言は控えていた。ねじれた悪意が幾層もの「現実」を作り出し、その中に引きずり込まれたその人を助ける術もなく。できることといったら、過激なことをいって更なるねじれを作り出さないように自制するくらいで。


そして、あるものが消えてしまった。


でも。


確かに、ネットというバーチャルな空間からは消えてしまっても、わたしは覚えている。そこで交わされた暖かな思い。そして、今でも、そこから優しいまなざしを投げかけてくれている。


その人は、そこにいるんだ。


だから。





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偶然見つけたこんなフラッシュクリップ(こちら )。あー、その人に


「このどあほ~。縁起でもない~」


って怒られるかな? あ、でも、やさしい人だから許してくれるはず(をい)。


これ見てね、なんとなく・・・。



よれよれ・・・

cat


筆ペンを買った。こんなものが、ヨーロッパの片田舎の小さな文具店にあったことがけっこう驚きだった。


見つけて驚きながら、思った。こんなものがあることを期待して探しているわたしもかなりのものだ、と。


しっかり日本製で、ちゃんとペン○ルでカートリッジ式。でも、カートリッジは売っていないとのこと。・・・では、カートリッジ式を売る意味がないのではないか・・・と、しばしレジの前で考え込んでしまった。


カートリッジ内のインクがなくなれば、ペン全体をきれいに水洗いして、カートリッジにインクを入れればいいか。いや、しかし、そうすれば、もしインクが少しでも残っていた場合、中で固まって筆ペンをだめにしてしまう可能性もあるな・・・。カートリッジにインクを入れるためのスポイトも必要だろうか・・・。


とつおいつ考え込んでいた。その間、レジの係の女性も何も言わず、わたしが手渡した筆ペンをひっくり返しひっくり返し眺めていた。



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というわけで、筆ペンを買いました。落書きするのにいいかなーと思って。


しかし、わたしは習字がまったくできないし、筆の使い方も知りません。というわけで、描いてみたのですが・・・。


↑の猫、よれよれ・・・しています(笑)。「のどかな絶望」・・・とでも題しましょうか。



ジンマシンはアンチ・ヒスタミン剤のおかげでおさまりました。ご心配をおかけしました。

ひなた

cat


カジキマグロは臆病な猫だった。


いつも緊張していた。


カジキマグロは自分だけのひなたを持っていた。だれも知らないひみつのひなた。そこで、太陽に顔を向けて、うっとりと目を瞑って、うららかな朝の時間を楽しんでいた。



ときどき、わたしを隣に座らせてくれた。わたしだけ。




あのひなたに戻りたいと時々思う。だれも来ない、だれも知らない、ひみつのひなた。




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顔の左半分にジンマシンが・・・!!


もともとひどい顔が、さらにひどくなって、悲惨を通り越して、可笑しい。


ストレス性だからゆっくり休みなさいといわれました。それで、ひなたで昼寝ばっかりしています。


ストレスねえ・・・。ふーん・・・。そんなものがわたしの生活にあるとも思えないのだが。なんだか、申し訳ないような気持ちになってしまいます。


ごめんなさい・・・

↑どこへともなく・・・。

もう一度、チャレンジ。

こちら の記事にコメントをありがとうございました。


やっぱり、圧倒的にマンボウが人気で、うつぼは嫌われっぱなし・・・。10en さんには悪そうなイメージがあるといわれ、 さんには味気ないといわれ、しろくま さんには性格悪そう、といわれたうつぼになんやしらん、肩入れをしたくなっております(爆)。がんばれ、うつぼ!


それで、saya さんやあるも さんから、うつぼの歯がすごい、とご指摘を受けました。


うつぼをみたことはあるんだけど、そのときに、ぱかーっと呆けたように口をあけてゆらゆらしてる姿があまりにも衝撃的に素敵で、うつぼの歯のことは覚えてないんです。


でも、調べてみると確かにものすごい歯で、しかも獰猛らしい。それで、ダイバーたちにも嫌われてる・・・とか。


・・・そ、そんなに、嫌われてるなんて。かわいそう過ぎるぜ、うつぼー。


しかし、そんなうつぼでも、海の珍味としてもてはやされているそうです。・・・あれを食うのか!


そういえば、complexologist さんに、マンボウも食うらしい、と情報をいただきました。


・・・人間って何でも食うんやね。雑食やもんな。


というわけで、写真を見ながら、もう一度、うつぼとマンボウを描いてみました。・・・懲りずに下手な絵を上げちゃうわたし(笑)。


まずは、マンボウ。


マンボウ

やっぱり、たらこ唇か? そんで、ギョロ目やし・・・。



そして、うつぼさま。


うつぼ


歯も描いてみた。のどのあたりのたるみが嫌かも・・・。


・・・それでも、うつぼの味方をしたい、わたしです。

どっちがすきか・・・

いきなり聞かれた。


「マンボウとうつぼ、どっちが好き?」


・・・。


うつぼはいつも口をあけている。ぱかーって。

utsubo




マンボウは、目つきが悪い(ような気がする)。


mambo





・・・マンボウかな。



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どっちがすき、って聞かれて、どっちかいなーって考えつつ、落書きしました。


記憶に頼って描いたので、正確ではありません。ひれの形とかえらの形とか・・・。


海で出会うなら、やっぱり、目つきの悪いマンボウかなー。

Happy Easter!

復活祭の週末がやってまいりました。


わたしはクリスチャンではないのですが、復活祭、というと春の始まり、という感じで、なんだかうれしいものです。太陰暦によって決まる復活祭の週末は毎年3月から4月の間を動きます。今年は遅い方です。


それでも、不思議なことに、毎年、復活祭の前には寒波が訪れ、大雨や時には大雪も降ることがあります。そして、復活祭を過ぎるとやっと暖かくなるのです。


そういうわけで、春を迎えるお祭りとして、わたしの中では大事な暦になっています。


そのうえ!


今年は復活祭の直前に、complexologistさん から、とっても名誉な称号までいただいてしまいました。ありがとう!


その称号とは・・・

































































M心くすぐりマダム

おほほほほ~

女王様とお呼び~

びしっびしっ


↑すっかりその気になっとるし・・・。


閑話休題。


そちらのcomplexologistさんの記事 で、アボガドの実は1000の花に対して1個実る、ということが紹介されていました。


すると、アボガドの畑は非常に大きいものなのか。

木一本に対して、いったいいくつくらいのアボガドがなるんだろう?

1000の花に対して実が1つなら・・・。

あ、そうか、ものすごい量の花が咲くのかな?

木一本に対して花100万とか?

じゃあ、あんな大きな実だけど、花は小さいのかな?

それでもすごい数だし、アボガドの産地では、アボガドの花見、なんて風流も・・・。


と、考え出すと、好奇心が止まりません。


それで、ぐぐってみました。


アボガドって、雌雄異熟花、なんですね。知りませんでした。まず、雌雄異熟花、なんてものがあることすら知らなかった。


雌雄異熟花のアボガドは、はじめに雌花として開き、いったん閉じて、その後、雄花としてもう一度開くのだそうです(詳しくはこちら )。

 

ほええ~。一つ賢くなった。


そして、アボガドの花が見れないもんか、と、さらにぐぐって見ました。


こちら のページで紹介されていました(ブログ「キツネの花散歩」 )。


それで、ページを拝見させていただくと、新宿御苑大温室にアボガドの木があるみたいです。撮影されたのは2月11日となっています。


・・・あー、それだったらー。今年の2月に日本にいたときに、新宿でアボガドが咲いてたんや・・・。見たかったな・・・。


しかし、知りたいことがあると、たいていの情報がこんなふうに開かれた形で提供されているインターネットって、すごい。


それ以上に、自分でいろいろと時間をかけて、調べられたことや撮影された写真を、惜しみなくネット上で見せてくださる方がたくさんいらっしゃることに、なんだか感動します。


ありがとう・・・。




うれしいもの

glass


ガラスが好きだ。ことに、ビー玉やぽってりしたおはじきのような、中までガラスのものが好き。


手に取ったときの重さの愛しさや、冷たすぎない温度や、すべすべしているのに柔らかな手触りが好き。


大きめのビー玉。

ガラスの文鎮。

白黒写真の引き伸ばし機からはずした大きな凸レンズ。


みんな、わたしの宝物だ。




昨日、とてもうれしいおくりものをもらった。


透明のガラスに赤いガラスをまきつけ、繊細な渦巻き模様をつけたガラス。渦巻き模様を付けたあとでもう一度加熱成型をしていて、すべすべの手触りになっている。丁寧に丁寧に、手作りされたものだとわかる。


大きさはわたしの手にあわせて作ったとしか思えない。やさしい丸みを帯びていて、ちょうど手におさまる。


手のひらに乗せると、その重さが心地よくて。


日向に置くと、太陽の光を受けてきらきらとひかる。


するりとわたしの中に納まりそうな心地よい重さと大きさと手触り。


あまりにも愛しくて、そっとキスをしてみたりしている。


なんだか恥ずかしくて、ちょっと目をふせたりしている。

ここにいるよ?

その人のことがだいすきで、あいたい、あいたい、と思い続けている。


大きなお城のような屋敷にその人は、何人かと一緒に住んでいる。そこで、パーティーか何かがあり、わたしもその場に居合わせた。


たくさんの人に囲まれて、贅沢な料理や音楽、華やかに着飾ったきれいな女性・・・。


でも、その人はつまらなそうに、さみしそうに、とおくばかり見ていた。


ここにいるよ、といいたくて。わたしはあなたが大好きだよ。わたしがいるから、あなたは一人じゃないよ、といいたかった。


それがいえなくて。


台所で冷たい水で、汚い雑巾を洗っていた。雑巾からざらざらと砂がたくさんこぼれていた。




・・・というような夢を見ました。


毛糸の帽子をかぶったサルの夢とか、背中にアヒルの模様のあるカッコウ鳥の夢、なんかを見るわたしとしては、比較的まともな夢ですが。


しかし!


なんで、だいすきであいたくて仕方のない人にようやくあえたのに、台所で雑巾洗ってんねん? わしはシンデレラか! ガラスの靴みたいもん、いらんわい。足も大きいぞー。


あー、でも、夢の中だけでも、あえてうれしかった。えへへ。

黙々と

いいたいことはたくさんある。

書きたいこともたくさんある。


でも、今、言葉にすると、それは相手を切り裂く鋭い刃になるだろう。


毎週土曜日にいなかったのは、遊んでいたのではなく働いていたのです。

長期間、留守にしたのは、やむをえない事情があったのです。

わたしは今まで自分の楽しみのためにあなたを犠牲にしたことはありません。

今、稼げない事情はあなたがご存知のはずです。


何もかも、わたしのせいですか。

わたしがいたらないからですか。


だから、黙々と。



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というわけで、ここしばらく、日中は工房にこもっていました。


しかしながら、仕事をしていたわけではなく。工房のリフォームをしていました(笑)。


石の家には屋根裏があります。太い梁が部屋の真ん中にちょうど頭をぶちやすい位置に走っていて、なかなか、危険な香りのする空間です。


そこに地獄のように汚いカーペットがおかれていて、まあ、寝ようと思えば寝れるかも、という感じになっていました。


そのカーペットの下は、200年前に石の家が作られたときのままの床板です。その床板がそのまま、下の部屋の天井になってるんだけど。


そのカーペットをはがし、捨てて、床板を磨き、ニスを塗るという作業をしていました。


カーペットはわけの分からないくらほこりを吸い込んでいて、何十年の間に積もったさまざまな匂いがしています。重いそれを引き摺り下ろし、車に積みこみ、粗大ゴミ捨て場に持っていきます。


床の上にしゃがみ、床にサンドペーパーをかけ、古いペンキや床板のささくれを取り除きます。


床に雑巾をかけ、掃除機をかけ、ほこりや汚れを取り除きます。


虫が食っている箇所を見つけ、穴一つ一つに丁寧に殺虫剤を注入します。でないと、床が抜ける(笑)。虫よ、スマヌ。


そして、ブラシでニスを塗っていきます。ほんの少しだけブラシにつけて、力をいれて、薄く薄く伸びるように。はじめは木目に直角方向に。それから木目方向に。


黙々と、作業をします。相変わらずバッハのゴルドベルグ変奏曲を聴きながら。


一度ぬって、乾かして。


もう一度。力をいれて、薄く薄く。丁寧に、隅から隅まで。ゴシゴシとニスを塗ります。


floor


自分の心もね。こんな風に。