もうひとつのデート | 小人閑居

もうひとつのデート


実は、この記事は昨夜あげる予定でした。しかし、某友人宅で大量の日本酒攻撃を受け、昨夜はあえなく撃沈してしまいました。


というわけで、ちょっと遅れた間抜けなタイミングで記事をアップしています。


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その人は、多分、ブログをはじめて間もなかったころ、あっちこっちをぶらぶらしていて、たまたま見つけたんだと思う。とっても子供のあり方について共感がもてたから、短いコメントをちょこっと残したように記憶している。


そうして、コメントをもらって、お互いのブログを通していろいろと話しはじめて。ああ、この人は、なんて誇り高く自分の人生を睥睨しているんだろう、と感動を覚えた。それを、態度がでかいと、意地悪に解釈をする日本人の男性は多いかもしれないけれど。


自分のことを猫科だという彼女のことはよくわかる。完全なソリタリー、誰にも頼らずに自分の足で立っている人。


あってみたいな、と思っていた。


そして、会える機会が訪れたとき、これは一期一会だと思った。これを逃しては一生後悔する。自分の精神状態が不調なんだったら、好調に調節すれば良い。凹みの一つや二つで、このチャンスを逃す手はない。


だから、会いに行った。


いきなり、道に迷った(笑)。だって、東京って広いし、人が多いんですもの。道を聞こうとしても、さらっと無視されたり、知りませんって冷たく断られたり。


ふにゃふにゃふにゃ~この東京砂漠~
あなたがふにゃふにゃ~この東京砂漠~
(歌詞がいまいち思い出せない)


思わず口ずさんでしまいますね。


それでも、何とか、約束の場所を見つけて、その扉を開けたとき、中から一人の女性が出てきた。時間にしては、約1秒くらいのその瞬間、彼女から立ち上ってくる自信や誇りがわたしに感じられた。その強さに少しめまいを覚えたほど。そのめまいには、予感も入っていたんだけど。


そして、彼女に呼びかけられた。


「eiさん??」


何でわかったのとか、よくわかったね、とか、そんな次元じゃなくて、もう、当たり前にわたしたちはわかっていた。それだけで十分。


そういうことって、あるんだな。


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はい、会いに行ったのはHoney Bunさんです。なんか、最近、ブログの人気者を独り占めナイトが連発しています。いやあ、こんな風に人気者を独り占めできるなんて、おほほほほ、ですわ。皆様、ごめんなさい。


でも、とっても楽しかった。多分、しゃべったことは他愛ないことなんだろうけど、旧友にあったような、不思議な懐かしさがあったなあ。しかも、めちゃめちゃ美人だったし。わたしが男だったら(おっさんですが)、こんなに意志が強くて賢くて美しい人は、絶対にものにできないですね(笑)。だから、彼女のパートナーも当然のように素敵な方だと簡単に理解ができます。


でもね、もっとすごいな、と思うのは、ブログを通してこういう人たちと知り合いになれたこと。


わたしは実は、ブログは自分の暇つぶしと、ちょっとした好奇心(いろんなところで問題になっているバーチャルなコミュニティーってなんだろう??)を満たすためにはじめたんです。そして、偏見に満ち満ちていたわたしは、空虚でつまらない、自分の意見なんていったって暖簾に腕オシ、みたいな結果をなんとなく期待していた。


そして、この期待は見事に裏切られました。


わたしはたくさんの尊敬できる素敵な人たちと知り合いになれました。
(これを読んでいるあなた、あなたがその人です。)


こういった期待を裏切ってくれる人たちに会えて、ほんとにうれしかったです。


そして、いつも覗いてくださっている皆様、カウンター上の数字としてしか足跡は残っていませんが、それにわたしはものすごく励まされています。


これからもよろしく~。


こういったことは書くと照れるから(赤面)、もう書かないと思うけど。


でもね、「もうひとつのデート」はHoney Bunさんとのことだけじゃなくて、わたしのブログに来てくれてる人たちとのことなんですよ。一つ一つのヒットが、それぞれ、特別な「もうひとつのデート」なんです。